直列LC回路インピーダンス計算機
目次
インダクタとコンデンサが
直列接続
された回路のインピーダンスを計算する計算機です。
複素数
の標準形式と
極形式
を使用して、計算と結果の表示を行います。
\( \) \( \) \( \)
計算機で使用される直列LC回路インピーダンスの公式とその単位
電源電圧の周波数を \( f \) (ヘルツ)として定義します。
次に、計算で使用されるパラメータを定義します。
\( \omega = 2 \pi f \) , ラジアン毎秒(rad/s)の角周波数
\( X_L = \omega L \) , インダクティブリアクタンス(オーム \( \Omega \))
インダクタ \( L \) のインピーダンスは次のように与えられます。
\( Z_L = j \omega L \)
\( X_C = 1 / (\omega C) \) , キャパシティブリアクタンス(オーム \( \Omega \))
コンデンサ \( C \) のインピーダンスは次のように与えられます。
\( Z_C = \dfrac{1}{j \omega C} = -\dfrac{j}{\omega C}\)
上記に示された直列LC回路の等価インピーダンス \( Z \) を次のように複素形式で表します。
\[ Z = Z_L + Z_C = j\omega L - \dfrac{j}{\omega C} = j \left(\omega L - \dfrac{1}{\omega C} \right) \]
\( Z \) のモジュール \( |Z| \) および引数(または位相)\( \theta \) の公式は次の通りです。
モジュール: \( |Z| = \left| \omega L - \dfrac{1}{\omega C} \right| \)
引数(位相): \( \theta = \dfrac{\pi}{2} \) または \( 90^{\circ} \) ( \( \omega L \gt \dfrac{1}{\omega C} \) の場合)
引数(位相): \( \theta = - \dfrac{\pi}{2} \) または \( - 90^{\circ} \) ( \( \omega L \lt \dfrac{1}{\omega C} \) の場合)
引数(位相): \( \theta = 0 \) ( \( \omega L = \dfrac{1}{\omega C} \) の場合)
計算機の使い方
抵抗、キャパシタンス、周波数を指定された単位で正の実数として入力し、「計算」を押してください。
インダクタンス L =
10
μH
mH
H
キャパシタンス C =
0.47
pF
nF
μF
mF
F
周波数 f =
5
GHz
MHz
kH
Hz
mHz
小数点以下の桁数
4
計算結果
追加の参考リンク
AC回路計算機とソルバー
複素数の基本操作
複素数の指数形式
複素数の極形式
複素数を極形式と指数形式に変換する計算機
例と解説付きの工学数学